【WordPress】add_settings_error()が機能しない時の対処法
更新日:2023/02/02
WordPressのadd_settings_error()は管理画面にメッセージを表示する関数です。
しかしこの関数を実行しても画面上にメッセージが表示されないことがあります。
ここでは、その原因と対処法をお伝えします。
メッセージが表示されない理由
add_settings_error()で登録したメッセージを出力するには、settings_errors()を実行する必要があります。
しかしこの関数は、『設定』の各サブメニューと、『ツール』の個人データのエクスポートと個人データの削除でのみ実行されています。
(※WordPressのバージョン6.1.1にて確認)
それ以外の管理画面でメッセージを表示するには、コードを追加する必要があります。
コード例
settings_errors()を実行するタイミングは、2つあります。
一つは、add_menu_page()またはadd_submenu_page()のコールバック関数内です。
二つ目は、all_admin_noticesアクションフックです。
次のようなコードで独自管理画面を作成したケースを例にして、二つの方法をお伝えします。
add_menu_page(
'テストメニュー',
'テストメニュー',
'manage_options',
'my_test_menu',
'echo_my_test_menu',
'',
3
);
コールバック関数で実行
管理画面を出力するコールバック関数で、settings_errors()を実行します。
function echo_my_test_menu(){
add_settings_error('my_menu', 'my_menu', 'メッセージ' , 'info');
settings_errors();
?>
<div class="wrap">
<h2>myメニュー</h2>
<form action="options.php" method="post">
add_settings_error()は、目的の管理画面を表示するときのみに実行する必要があります。
そうしないと、関係ない画面でメッセージが表示されてしまいます。
そのため、settings_errors()の直前でadd_settings_error()を実行するのが、確実です。
all_admin_noticesアクションフックで実行
all_admin_noticesアクションフックは、管理画面のヘッダー共通部分を出力後に呼び出されます。
このフック関数でsettings_errors()を実行します。
add_action('all_admin_notices',function(){
global $hook_suffix;
if ('my_test_menu' !== substr($hook_suffix, -strlen('my_test_menu'))) return;
add_settings_error('my_test_menu', 'my_test_menu', 'メッセージ' , 'info');
settings_errors();
});
処理中の管理ページの特定は、グローバル変数の$hook_suffixで行います。
独自管理ページの場合、この変数の最後はページのスラッグです。
更新日:2023/02/02
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