【WordPress】ヘッダー(headタグ)の”application/json+oembed”タグを削除する
更新日:2023/03/08
WordPressはWebページのheadタグに、type属性が"application/json+oembed"と"text/xml+oembed"のlinkタグが記述されています。
また、scriptタグでwp-embed.min.jsというスクリプトを読み込んでいます。
これらはWordPressの投稿埋め込み機能(embed)で使用するタグです。
今回はこれらのタグをページから除去する方法をお伝えします。
embedに関するlinkタグの削除
embedに関するlinkタグは、ページのhtml内に次のように記述されています。
<link rel="alternate" type="application/json+oembed" href="https://ドメイン名/index.php?rest_route=%2Foembed%2F1.0%2Fembed&url=https%3A%2F%2Fドメイン名%2F%3Fp%3D1" />
<link rel="alternate" type="text/xml+oembed" href="https://ドメイン名/index.php?rest_route=%2Foembed%2F1.0%2Fembed&url=https%3A%2F%2Fドメイン名%2F%3Fp%3D1&format=xml" />
二つのタグを削除するときは、次のコードを記述します。
remove_action('wp_head','wp_oembed_add_discovery_links');
このコードは、linkタグを生成する処理そのものを削除しています。
一方だけ削除したいときは、次のコードです。
add_filter( 'oembed_discovery_links' , function($output){
// 一つ目のlinkタグを残すときは末尾を[0]
// 二つ目を残すときは[1] に変更
return explode("\n",$output)[0];
});
このコードのoembed_discovery_linksフィルターは、linkタグを生成するwp_oembed_add_discovery_links()関数でlinkタグを生成したあと、最後に呼び出されます。
呼び出された関数で受け取った二つのlinkタグは、改行で連結されています。
そこで改行で分割して配列に格納して、必要なlinkタグを返しています。
順番は毎回同じなので、上記のlinkタグの例を見て必要な方を判断してください。
上記のコードは、二つ目のlinkタグが削除されます。
一つ目を削除するときは、コード内の [0] を [1] に変更してください。
embedに関するscriptタグの削除
embedに関するscriptタグは、ページのhtmlの最後の方(</body>付近)に次のように記述されています。
<script type='text/javascript' src='http://ドメイン名/wp-includes/js/wp-embed.min.js?ver=10.10.10' id='wp-embed-js'></script>
このタグを削除するときは、次のコードを記述します。
add_action( 'wp_footer' , function(){
wp_dequeue_script('wp-embed');
},0);
remove_action('wp_head', 'wp_oembed_add_host_js');
embedタグの役割
削除する前に、この二つのタグの役割を確認してみましょう
なお、ここに書いてあるのは投稿埋め込みをする側とされる側が共にWordPressサイトのときに成立します。
詳しくは次のページで解説しているので、読んでみてください。
linkタグ
embedに関するlinkタグは、他サイトが自分のページに埋め込むために使用します。
そのため、既にリンクを貼ってくれているWebサイトがある場合、そのリンクが無効になってしまう可能性があります。
タグを削除するかどうかについては、慎重に判断しましょう。
内容を見てみます。
linkタグのhref属性に記述されているURLに、ブラウザでアクセスすると次のように表示されます。
{
"version":"1.0",
"provider_name":"My Blog",
"provider_url":"https:\/\/ドメイン名",
"author_name":"test",
"author_url":"https:\/\/ドメイン名\/?author=1",
"title":"Hello world!",
"type":"rich",
"width":600,
"height":338,
"html":"<blockquote class=\"wp-embedded-content\" data-secret=\"dqoxvSCSXu\"><a href=\"https:\/\/ドメイン名\/?p=1\">Hello world!<\/a><\/blockquote><iframe sandbox=\"allow-scripts\" security=\"restricted\" src=\"https:\/\/ドメイン名\/?p=1&embed=true#?secret=dqoxvSCSXu\" width=\"600\" height=\"338\" title=\"“Hello world!” — My Blog\" data-secret=\"dqoxvSCSXu\" frameborder=\"0\" marginwidth=\"0\" marginheight=\"0\" scrolling=\"no\" class=\"wp-embedded-content\"><\/iframe><script>
この中の "html" の値が、投稿内の対象URLと置き換わります。
Webページにlinkタグがないと置き換えることができないので、URLがそのまま残ることになります。
なお"html" の値は次のようになっていますが、<script>タグは削除されます。
<blockquote><a>タイトル</a></blockquote>
<iframe></iframe>
<script>スクリプト</script>←削除される
linkタグを削除しない判断をしたとしても、これは変更した方がいいかもしれません。
■【WordPress】application/json+oembedに含まれる著作者情報を削除する。
scriptタグ
embedに関するscriptタグは、自分のサイトに埋め込んだタグを処理するスクリプトです。
ページの読み込み直後は、aタグでのリンクのみが表示されています。
スクリプトはiframeがブログカードを表示するのを監視して、表示が完了したらaタグを非表示しています。
つまりスクリプトが削除されていると、iframeが表示されずにaタグでのリンクだけが残ります。
自サイトにURL貼り付けで投稿埋め込みをしているときは、スクリプトを削除しないようにしましょう。
更新日:2023/03/08
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