【JavaScript】 replaceAllとは replaceとの違い
更新日:2021/07/06
ECMAScript2021よりStringオブジェクトにreplaceAllメソッドが追加されました。
今回はこのreplaceAllメソッドについてと、既存のreplaceメソッドとの違いについてお伝えします。
replaceAllとreplaceの使用方法はほぼ同じ
replaceAllとreplaceの使用方法は、ほぼ同じです。
例えば、次のような構文で使用したとき、元の文字列を引数の内容にしたがって置き換えます。
構文: 元になる文字列.replace( 置き換え前の文字列 , 置き換え後の文字列 )
異なるのが、replaceAllは全ての一致を置き換えるのに対して、replaceは最初に一致したもののという点です。
実行例
console.log( "abcdabcd".replaceAll( "b" , "B" ) ); // aBcdaBcd
console.log( "abcdabcd".replace( "b" , "B" ) ); // aBcdabcd
上の例で、replaceAllは全ての文字列"b"を文字列"B"に置換しています。
一方、replaceは最初の文字列"b"だけを文字列"B"に置換しています。
正規表現はgフラグが必要
もう一点異なるのが、置き換え前の文字列に正規表現を使用した場合、gフラグが必要なことです。
次のようにgフラグを指定しないと、エラーになります。
gフラグを指定しないとエラー
console.log( "a1b2c3".replaceAll(/\d/, ".") );
// TypeError: replaceAll must be called with a global RegExp
必ず、次のようにgフラグを指定してください。
gフラグを指定する
console.log( "a1b2c3".replaceAll(/\d/g, ".") ); // a.b.c.
これは、replaceメソッドと同じ結果になります。
replaceも同じ結果
console.log( "a1b2c3".replace(/\d/g, ".") ); // a.b.c.
// gフラグなしの場合
console.log( "a1b2c3".replace(/\d/, ".") ); // a.b2c3
つまり正規表現での置換については、replaceAllとreplaceのどちらを使用しても同じです。
詳しい使用方法
replaceの詳しい使用方法を、別の記事でお伝えしています。
replaceAllもほぼ同じですので、そちらの記事をご覧ください。
更新日:2021/07/06
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