【PHP】arrayが配列か連想配列かどうか判定する方法
更新日:2024/02/27
PHPには連想配列というものがあります。
普通の配列を処理したいときに、連想配列を渡されると困りますね。
そこで、ある変数が普通の配列か連想配列かを判定する方法を紹介します。
そもそも配列とは何だろう
一般的な配列は、PHPのドキュメントで添字配列と表現されています。
この添字配列と連想配列は、構造上は同じものです。
PHPは添字配列と連想配列の区別が無いため、判定する機能もないようです。
そのため、自分で判定するコードを作成する必要があります。
そこで問題になるのが、そもそも添字配列とは何かですね。
これをしっかりと定義しておかないと、コードを作成できません。
今回は、PHPで一般的な方法で配列を作成したときの構造を持つものを、添字配列とします。
一般的な方法とは、キーを指定しないで生成する方法です。
添字配列
$array = [ 'a' , ' b ' , 'c' ];
// または
$array = array( 'a' , ' b ' , 'c' );
キーを指定すると、連想配列になります。
連想配列
$array = [ 'a' => 'a' , 'b' => ' b ' , 'b' => 'c' ];
// または
$array = array( 'a' => 'a' , 'b' => ' b ' , 'b' => 'c' );
数値キーのみでも連想配列です。
連想配列
$array1 = [ '0' => 'a' , '1' => ' b ' , '2' => 'c' ];
$array2 = [ '3' => 'a' , '4' => ' b ' , '5' => 'c' ];
ただし上記の$array1は、キー指定なしと同じものが生成されます。
そのため、添字配列として扱います。
では、添字配列の構造を確認してみます。
添字配列の構造
$array = [ 'a' , ' b ' , 'c' ];
var_dump( $a );
// array(3) {
// [0]=>
// string(1) "a"
// [1]=>
// string(1) "b"
// [2]=>
// string(1) "c"
// }
0から順番に並んでいます。
そこで、今回は『配列か連想配列か』の配列を次のように定義します。
unset()などで添字の順番が飛んだ場合はどうしましょう…
個人的には要素数を返すcount()の結果から1を引いたものと、一番大きな数値キーの値が異なるのは違和感があります。
そのため、今回は配列とはみなさないことにします。
配列かどうかを判定するコード
前置きが長くなりました。
配列か連想配列かどうかを確認するコードを作成します。
キーを順番に取り出して、0から並んでいるかをチェックするだけです。
引数が配列かどうかを判定する関数
function is_indexed_array( $array ){
$index = 0;
foreach( $array as $key => $value ){
if( $index++ !== $key ) return false;
}
return true;
}
確認してみます。
echo is_indexed_array([ 'a' , 'b' , 'c' ]) ? "配列\n" : "連想配列\n";
// 結果: 配列
echo is_indexed_array([ 'a' => 'a' , 'b' => 'b' , 'c' => 'c' ]) ? "配列\n" : "連想配列\n";
// 結果: 連想配列
想定通りの結果が出ました。
更新日:2024/02/27
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