【PHP】Webページを取得してjson-ldを抜き出し連想配列にセットする方法
更新日:2023/03/20
PHPでWebページを読み込み、json-ldを取得する方法をお伝えします。
手順
次の流れで、Webページ内のjson-ldを連想配列で取得します。
- file_get_contents()でWebページを読み込む
- preg_match()でjson-ldを抜き出す
- json_decode()でjsonを連想配列に変換する
流れは簡単ですが、正規表現のパターンを考えるのが難しそうですね。
コード
流れをそのままコードに置き換えます。
function get_json_ld( $url ){
// Webページ読み込み
$html = file_get_contents($url);
if( $html === false )
return false; // 読み込み失敗
// json-ldの抜き出し
$pattern = '#<script\s[^>]*type=(["\'])application/ld\+json\1\s*>(.*?)</script>#s';
if( preg_match($pattern, $html , $matches) !== 1 )
return false; // json-ldが存在しない
// jsonデコード
$ld = json_decode($matches[2],true);
if( $ld === null ) return false; // デコード失敗
return $ld;
}
流れ上でエラーが発生したときは、全てfalseを返しています。
戻り値で失敗原因を把握したいときは、エラーコード等を返すといいかもしれません。
正規表現のパターンはそれほど難しくなかったのですが、"application/ld+json"で注意する点が二つありました。
- '/'が含まれるので、正規表現の開始と終了に'/'を使用しない。またはエスケープする
- '+'は正規表現のメタ文字なので、エスケープが必要
2つ目に気が付かなくて、しばらく悩みました。
なお、現在はほとんどのWebページはUTF-8でエンコードされていますが、時々異なるページがあります。
エンコードが異なると、日本語が文字化けします。
今回のコードには文字化け対策がされていません。
■【PHP】file_get_contents()で取得したWebページの文字化け対策
テスト
僕のサイトもjson-ldを利用しているので、適当なページでテストしてみます。
$url = 'https://note.affi-sapo-sv.com/php-remove-newline-code.php';
$ld = get_json_ld($url);
if( $ld === false ) echo '取得失敗';
else var_dump($ld);
結果は次のようになりました。
array(2) {
[0]=>
array(10) {
["@context"]=>
string(17) "http://schema.org"
["@type"]=>
string(7) "Article"
["mainEntityOfPage"]=>
array(2) {
["@type"]=>
string(7) "WebPage"
["@id"]=>
string(57) "https://note.affi-sapo-sv.com/php-remove-newline-code.php"
}
["headline"]=>
string(60) "【PHP】文字列から改行コードを削除する方法"
["image"]=>
array(4) {
["@type"]=>
string(11) "ImageObject"
["url"]=>
string(72) "https://note.affi-sapo-sv.com/logos/php-remove-newline-code-php-logo.jpg"
["height"]=>
int(840)
["width"]=>
int(1200)
}
["datePublished"]=>
string(23) "2023-03-17T17:40:12+900"
["dateModified"]=>
string(23) "2023-03-17T17:40:12+900"
["author"]=>
array(3) {
["url"]=>
string(29) "https://note.affi-sapo-sv.com"
["@type"]=>
string(6) "Person"
["name"]=>
string(15) "けーちゃん"
}
["publisher"]=>
array(3) {
["@type"]=>
string(12) "Organization"
["name"]=>
string(48) "けーちゃんのプログラム開発ノート"
["logo"]=>
array(4) {
["@type"]=>
string(11) "ImageObject"
["url"]=>
string(41) "https://note.affi-sapo-sv.com/favicon.ico"
["width"]=>
string(2) "48"
["height"]=>
string(2) "48"
}
}
["description"]=>
string(348) "改行コードはプラットホームにより異なります。PHPで文字列から改行を削除するときは様々な改行コードに対応させる必要があり、自分で考えるのは少し難しいかもしれません。そこで今回は、PHPで文字列から
改行を削除するときの定番コードを紹介します。"
}
[1]=>
array(3) {
["@context"]=>
string(18) "https://schema.org"
["@type"]=>
string(14) "BreadcrumbList"
["itemListElement"]=>
array(4) {
[0]=>
array(4) {
["@type"]=>
string(8) "ListItem"
["position"]=>
int(1)
["name"]=>
string(12) "TOPページ"
["item"]=>
string(29) "https://note.affi-sapo-sv.com"
}
[1]=>
array(4) {
["@type"]=>
string(8) "ListItem"
["position"]=>
int(2)
["name"]=>
string(21) "プログラミング"
["item"]=>
string(54) "https://note.affi-sapo-sv.com/category/programming.php"
}
[2]=>
array(4) {
["@type"]=>
string(8) "ListItem"
["position"]=>
int(3)
["name"]=>
string(3) "PHP"
["item"]=>
string(46) "https://note.affi-sapo-sv.com/category/php.php"
}
[3]=>
array(4) {
["@type"]=>
string(8) "ListItem"
["position"]=>
int(4)
["name"]=>
string(60) "【PHP】文字列から改行コードを削除する方法"
["item"]=>
string(57) "https://note.affi-sapo-sv.com/php-remove-newline-code.php"
}
}
}
}
上手く取得できました。
階層で値を取得する
実際には、json-ldを連想配列で取得するのが目的ではありません。
その配列から何らかの値を取得するのが、目的ですね。
そこでページのロゴ画像を取得してみます。
今回は、次のページで紹介している自作コードを使用します。
$imageUrl = get_array_all_find_hierarchy_key_value( $ld , array( 'image' , 'url' ) );
print_r( $imageUrl );
// Array
// (
// [0] => https://note.affi-sapo-sv.com/logos/php-remove-newline-code-php-logo.jpg
// )
取得できました。
更新日:2023/03/20
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