【JavaScript】 Canvas画像をPNG/JPEGに変換してバッファに格納
更新日:2024/02/27
あまり需要がなさそうですが、Canvas画像をPNGまたはJPEGに変換して、その結果をバッファに格納する方法をお伝えします。
toDataURL()でバッファに格納
一つ目はtoDataURL()を使う方法です。
次のコードは、引数として受け取ったCanvasの画像をJPEGに変換して、そのバイナリデータを格納したバッファを返しています。
const getJpegBinary = canvas =>{
const dataURL = canvas.toDataURL("image/jpeg", 0.75);
const imageBase64 = dataURL.split(',')[1];
const decodeURL = atob( imageBase64 );
const buffer = new Uint8Array(decodeURL.length);
for( let i = 0 ; i < decodeURL.length ; i ++)
buffer[i] = decodeURL.charCodeAt(i);
return buffer;
}
- toDataURLを実行して、PNGまたはJPEGのデータURLを生成
- データURLから画像データのみを抜き出す
- atob()関数でbase64をバイナリに戻したものを、テキストとして取得
- 取得したテキストと同じサイズでUint8Arrayを確保
- テキストから一文字ずつ取り出して、Uint8Arrayにセット
①で生成されるデータURLは次のような形式になっています。
data:[タイプ];base64,[base64データ]
[タイプ]は、image/jpeg または image/png に置き換えられます。
[base64データ]は、PNGまたはJPEGのバイナリデータをBase64でテキストに変換したものです。
②は、データURLから ,(カンマ) 以降を抜き出しています。
③のatob()関数はbase64データをバイナリに戻して、テキストとして生成します。
※むりやりテキストにしただけなので、画面表示すると文字化けします。
base64は元となるバイナリデータよりも1.3~1.4倍程度大きくなります。
これは1文字1バイトで計算したときの値です。
JavaScriptは1文字2バイトなので、2.6倍にもなります。
意外と大きいですね。
toBlob()でバッファに格納
二つ目はtoBlob()を使う方法です。
const getJpegBinary = (canvas) =>{
return new Promise( resolve=>{
canvas.toBlob( blob =>resolve(blob.arrayBuffer()),"image/jpeg",0.75);
});
}
Promiseが好きな人でも頭痛がしそうなコードができました。
canvas.toBlob()は、canvasの画像をblobに変換して、その結果を第一引数のコールバック関数に渡します。
blob.arrayBuffer()は、blobが持っているバイナリデータをarrayBufferにコピーして、その結果をPromiseで通知します。
一連の処理に非同期処理がかかわってくるので、この関数はPromiseを生成して返しています。
なお、次のような感じで呼び出し側はthenを呼び出すなどの対応が必要です。
const yobidasigawa = ()=>{
… いろいろ処理
getJpegBinary( canvas ).then( buffer => {
// bufferの処理
});
}
どちらを使うべきか
toDataURL()は少し非効率なのですが、わかりやすいですね。
toBlob()は非同期処理がかかわってくるので、少し複雑になります。
個人的には、どちらでもいいと思います。
保存するならtoBlob()を使う
バッファに格納するのではなくてPCやスマホに保存するのなら、toBlob()を使います。
詳しくは次のページをみてください!
更新日:2024/02/27
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