【WordPress】サイトのURLを取得する方法 home_url()とsite_url()の違い
更新日:2023/03/09
WordPressでサイトのURLを取得する方法をお伝えします。
サイトのURLを取得する方法
サイトのURLを取得するときは、home_url()関数を使用します。
$url = esc_url( home_url() );
echo '<a href="'.$url.'">TOPページ</a>';
esc_url()は、URLとして適切な形式に変換する関数です。
URLはこの関数を実行してから出力したほうが安全です。
home_url()は最後に '/' を付与しません。
付与したいときは、'/'を連結するか、引数に '/' を指定します。
echo esc_url( home_url().'/' );
echo esc_url( home_url( '/' ) );
home_url()のパラメーター
home_url()は二つの引数を受け付けます。
home_url( $path = '', $scheme = null )
- $path:
$pathに文字列を指定すると、サイトのURLの後に連結されます。
//サイトURLが https://ドメイン名 のとき echo home_url( 'js' ); // 結果: https://ドメイン名/js //サイトURLが https://ドメイン名/wp のとき echo home_url( 'js' ); // 結果: https://ドメイン名/wp/js
- $scheme:
$schemeは、次の値を指定できます。
'http', 'https', 'login', 'login_post', 'admin', 'rest', 'rpc' , 'relative'
最後の 'relative' は、相対URLで結果を返します。
//サイトURLが https://ドメイン名 のとき echo home_url( 'js' , 'relative' ); // 結果: /js //サイトURLが https://ドメイン名/wp のとき echo home_url( 'js' ); // 結果: /wp/js
'relative'以外は、次の条件でプロトコルを http または https に強制します。
・'http'または'https'なら、そのプロトコル。
・それ以外で、SSL環境なら https。SSL環境でないなら、サイトURLのプロトコル。
home_url()を使用した相対パス変換
home_url()を使用して内部リンクや画像のURLを絶対URLから相対URLに変換するときは、次のようにします。
function convert_relative_url($url){
// サイトURLからプロトコル://ドメイン名 を取得
$domain = str_replace( home_url('','relative'),'',home_url());
// 引数$urlから プロトコル://ドメイン名を削除して返す
return str_replace($domain,'',$url);
}
最初の行は、home_url('','relative') でサイトURLのディレクトリ部分を抜き出します。
次にstr_replace()で、サイトURLのディレクトリ部分を ''(空文字)に置き換えています。
最後に、受け取ったURLからプロトコル://ドメイン名部分を削除して相対URLに変換しています。
使い方は、URLを取得する関数の実行結果をこの関数に渡します。
<a href="<?php echo convert_relative_url( get_the_permalink() ); ?>"><?php the_title(); ?></a>
上の例ではパーマリンクが相対URLに変換されます。
home_url()とsite_url()の違い
WordPressはサイトのURLを取得できる関数を、もう一つ用意しています。
site_url()関数です。
最初に紹介したhome_url()は、一般設定のサイトアドレス (URL)を返します。
site_url()は、WordPress アドレス (URL)を返します。
名前つけのイメージから、サイトアドレス (URL)がsite_url()で、WordPress アドレス (URL)がhome_url()のような気がしますが、そうではないので混乱しますね。
二つの項目は基本的には同じ値で、WordPressがインストールされているディレクトリを含めたURLが入力されます。
従って、home_url()とsite_url()は同じ値を返すことが多いです。
値が異なるのは、WebサイトのURLをWordPressのディレクトリと異なるURLにしたい時です。
例えば、次のようにディレクトリを削除したい時などです。
本来のURL: https://ドメイン/wordpress/?p=100 変更後のURL: https://ドメイン/?p=100
このようなケースのときに、サイトアドレス (URL)を変更します。
ただし、この項目を変更しても、実際のURLが変更されません。
.httacess等を設定して、サイトアドレスとWordPressのディレクトリを関連付ける必要があります。
手間が多いだけなので、どうしてもやる必要がある時以外は変更しない方がいいでしょう。
home_url()とsite_url()の使い分け
リンクなど、WebページのURLが必要な時はhome_url()を使用します。
管理画面のURLが必要な時はsite_url()を使用します。
管理画面のURLが必要なケースはほとんどないので、home_url()を使用することが多いです。
更新日:2023/03/09
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