ゲームプログラマになりたい?今求められるスキルを調査してみた
更新日:2023/09/04
こんにちは。
管理人のけーちゃんです。
今回は、ゲームプログラマに求められるスキルについて調べてみました。
その前に、調べようと思った動機からお伝えします。
実は僕はゲームプログラマになりたくて、近場の専門学校に入学しました。
もう30年以上前の話です。
当時の僕はゲーム(ファミコン)大好き。特にドラクエやファイナルファンタジーなどのPRGが好き。
それにパソコンにも興味があったから、僕も作ってみたいと思ったのです。
試験会場に行く電車の中で、ドラクエのテーマ曲が頭の中でリフレインしていたのを覚えています。
専門学校ではプログラムの知識や情報処理の国家試験対策などを学びました。
そして企業向けにシステム開発する会社に入社しました。
地方ということもあって、ゲーム関連の企業が無かったので仕方なくです。
そして最初に就職した企業と同種の企業への転職を数回体験し、今に至ります。
そして思います。
ゲームプログラマになりたい気持ちは、どこにいった?
日々の業務が忙しくて、ゲームをする暇もなく...
いつの間にか、ゲームに対する熱意が消えていたようです。
学校卒業時に思い切って東京に出て、そこで仕事を探していたら人生が変わっていたかもしれませんね。
現在はゲーム市場が当時より大きく、求められる人材の数も多いです。
そのため僕がゲーム業界にあこがれた30年前よりも、ゲームプログラマとしてスタートすることが容易です。
とはいえ、それなりの知識が求められます。
業界は人材不足が叫ばれていて知識が無くてもOKというケースもあります。
ですが、全くのゼロよりもほんの少しでもベースとなるものを持っている方が有利です。
ということで、”今はゲームプログラマにどのようなスキルが求められるのか”を調べてみることにしました。
ゲームプログラマに求められるスキル
今回の調査対象は求人情報です。
スキルとはプログラマーの場合は、習得しているプログラム言語や開発に必須なツールを指します。
求人情報には「求める人材」や「業務内容」にこれらが記載されています。
このような情報をピックアップして、グラフにしたのが次の図です。
調査対象は70社です。
もっと多くの企業を対象とする予定でしたが、傾向が見えてきたのでこれ以上は意味が無いと判断しました。
ピックアップしたスキル数は企業によって大きく差があります。
1つのところもありますし、5つというところもあります。
ただし、ゼロのところは対象に含んでいません。
1位はUnity
結果を見るとUnityが1位で、対象企業の70%程度にあたります。
Unityはゲームエンジンと呼ばれるものです。
ゲームエンジンとは、ゲームでよく使う機能をあらかじめプログラム言語で記述したものです。
高度に専門的なものが多く、一から作成すると膨大な時間と費用がかかります。
ゲームプログラマはゲームエンジンを開発した企業に利用料を支払うことで、安価でゲームを作成できます。
Unityは次のような、専用のエディタが付属しています。
これを使用して、RPGツクールようなイメージでゲームを作成していきます。
これもある意味、ゲームエンジンですね。
2位
2位はC#です。
これは1位のUnityで、キャラクターやUI等の細かい動作を制御するときに使用するプログラム言語です。
つまりプログラマがUnityが使えるということは、C#でプログラミングできるという意味合いになります。
もちろんC#は、Unity以外の目的でも使用されます。
会社でUnityを使っていないけれど、他の目的でC#を使用していると思われる企業も多くありました。
おもしろいのは、C#はUnityとその他で使用されているので調査結果はUnityよりC#の方が多くなるはずですが、そうなっていない点です。
おそらく記述するまでもない当たり前のことと判断して、Unityのみを記述している企業が多かったと思われます。
3位と4位
3位のC++は、4位のUnreal Engine(ゲームエンジン)で使用するプログラム言語です。
C++はゲームエンジン以外にも使用されるメジャーな言語なので、3位に入っています。
なおUnreal EngineはUnityよりも高機能で、その分ハードルが高いようです。
そのためカジュアルなゲームではUnityで、高精度な3Dが要求される場合はUnreal Engineが使用される傾向があります。
現状はスマホでカジュアルなものが多いので、Unity優位ですね。
5位以降
5位以降は様々なプログラミング言語が並びます。
これらの使用目的の一つは、ゲーム制作をサポートする様々なツールを作成することです。
「毎回同じことやっているんだけど、ツールで単純化できない?」等の要望に応えます。
使用目的のもう一つは、サーバー側の処理です。
ゲームエンジンは主に画面に表示する3Dの描画等をおこないます。
これとは別に、オンラインゲームはキャラクターが移動した等の情報をサーバーで受け取って、他のプレイヤーに送信しています。
また取得したアイテム等の情報をサーバーのデータベースに登録するなどの作業もおこなっています。
このような処理に向いたプログラム言語はいくつかあり、そのときの状況で最適なものが選択されます。
ゲーム業界ではツールやサーバーまわりを担当している企業もあり、このような企業ではゲームエンジンのスキルを求められません。
逆に言うと、「ゲームを作りたい」という人は少し物足りない気持ちになるかもしれませんね。
Unity使ってみた
ゲーム業界でプログラマーとして活躍するには、ゲームエンジンの知識が必要なことがわかりました。
そこで僕も、無料版のUnityをパソコンにインストールして使ってみました。
■【Unity】無料版をインストールしてみた
Unityをインストールしてエディタを開いた時に、僕はこう思いました。
「使い方が全くわからない」
初見のイメージは高度なRPGツクール(ファミコン)です。
プログラミングするスペースもないので、どんなに優秀なプログラム経験者でもゲームエンジン未経験なら途方に暮れるでしょう。
でも大丈夫。
Unityには学習専用のプラットホームが用意されています。
これを利用すれば、上級者にもなれるはずです。
そこで初心者向けのチュートリアルをやってみました。
記述してある通りにUnityを操作するだけなのですが…
できないのです!
なぜならチュートリアルのバージョンが古いから。
Unityはエディタのバージョンが変わると、使用方法の一部が変わってしまいます。
チュートリアルは古いエディタでの操作方法を指示してくるのですが、今使っているエディタにそのメニューやボタンが無いのです。
仕方がないのでネットで新しい使い方を探すのですが、ネットも古い情報が氾濫していて非常に苦労します。
初心者向けのチュートリアルがこんな調子なので、Unity学習がハードルが非常に高いです。
素直に、エディタのバージョンに対応した教材を購入した方がよさそうです。
■Udemy |「unity」を検索した結果
プログラム初心者がゲーム業界で働くには
現在プログラマとして活躍していたりそれに準じるスキルがある人は、それほど苦労しないと思います。
操作方法を一通り学んで、あとはゲーム業界の転職して実践しながらでも大丈夫だと思います。
保証はしませんが…
プログラムの知識がない人は問題解決の場数が足りないため、調査しながら実践はとても時間がかかります。
そのため、ある程度のプログラミングおよびゲームエンジンの基本的な知識は必須です。
かなりハードルが高いですね。
実はプログラマ目線からすると、何ができればいいのかUnityプログラマと呼べるのか全く分からなかったりします。
Unityエディタはゲームのマップを作ったりキャラクターを配置したりできますが、これもプログラマーの担当なのかなど疑問が多いです。
アンケートではこの点はわからないで、Unityの全ての機能を把握しておいた方が無難です。
■もしすぐにでもゲーム業界で働きたいなら
もしすぐにでもゲーム業界で働きたいなら、卒業後すぐに現場で働けるレベルにまで育成してくれるスクールを検討してみるといいですね。
僕も専門学校より、こちらの方がよかったです。
■TECH STADIUM |『ゲームの学校』ゲーム制作を学べるオンラインスクール
上記サイトより:
第一線で活躍するプロのエンジニアやクリエイターから、ゲーム制作に必要なプログラミングやデザイン等のスキルを『完全オンライン』『最適なコスパ』で学べるスクールです。
「ゲームクリエイターになりたい」「業界でエンジニアとして働きたい」「ゲームの仕事をするのが夢だった。もう一度チャレンジしたい」人を、卒業後すぐに現場で働けるレベルにまで育成することを目的としています。Unity、UnrealEngine、CGデザイン、企画、サーバー、AI、XR等、IT・ゲーム業界で活躍するための技術習得が可能であり、既に多くの卒業生たちが憧れの業界で活躍しています。
TECH STADIUM経由でゲーム業界に就職が決まると、授業料を返還してくれます。
これって、逆にゲーム業界に入るしかなくなるじゃないですか…
いや、それでいいのか…
本気でやる気があるなら、無料相談してみてください。
最後に
テレビなどで給料が高い企業に転職した、という話をよく聞きます。
しかし給料を上げることを目的とした転職は非常に疲れる作業です。
安易気持ちでは、給料は下がります。
そう考えると、不満を抱えながらも現状維持が一般的な判断になります。
そのため、もしゲーム業界で働きたいなら「とりあえずプログラマー」ではなくて「ゲームプログラマー」になりましょう。
夢を後から追いかけられるのは、一部の人だけです。
他の業界に入ったら、そんな気持ちは消えますよ。
更新日:2023/09/04
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