MixHost(レンタルサーバー)にcmakeコマンドをインストールする
更新日:2023/01/13
MixHostでcmakeを使おうと思ったら入っていませんでした。
インストールしようと思いましたが、aptとかyumとか使用できません。
そこでソースファイルからバイナリを生成してみます。
NASMをインストール
cmakeでNASMを使用する(ことがある?)ので、インストールします。
次のページでインストール方法をお伝えしているので、読んでみてください。
cmakeのオプションでNASMを使用しないモードに変更できるようですね…
とりあえず、入れときます。
ダウンロード
次のWebページで最新のcmakeのダウンロードURLを確認します。
Unix/Linux Sourceのtar.gzへのリンクを、コピーします。
MixHostのコントロールパネルからターミナルを開いて、次のコマンドを実行します。
$ wget https://github.com/Kitware/CMake/releases/download/v3.25.1/cmake-3.25.1.tar.gz
wgetの後のURLは、先ほどコピーしたものに置き換えてください。
実行すると、上の例ならcmake-3.25.1.tar.gzという名前のファイルがダウンロードされます。
ディレクトリはどこでもいいですが、今回はホームディレクトリで実行しました。
解凍
次に、ダウンロードしたファイルを解凍します。
$ tar xvf cmake-3.25.1.tar.gz
実行すると現在のディレクトリ下に、ファイル名から .tar.gz を取り除いた名前でディレクトリが作成されます。
上の例なら、cmake-3.25.1という名前ででディレクトリが作成されます。
その中に、ファイルの内容が展開されます。
インストール先ディレクトリの作成
インストールをすると、通常はroot権限が必要なディレクトリにバイナリが配置されます。
しかしMixHostはroot権限をもらえないので、ホームディレクトリ内にディレクトリを作成して、そちらに配置します。
$ cd ~
$ midir bin
どこでもいいのですが、今回は /home/ユーザー名/bin にしました。
バイナリの生成
次のコマンドを実行します。
$ cd cmake-3.25.1
$ ./bootstrap --prefix=/home/ユーザー名/bin
--prefixでインストール先を指定しています。
./bootstrapは終了するまで数分かかります。
気長に待ちましょう。
終わったら、次のコマンドを実行します。
$ make
こちらは、さらに時間がかかります。
お疲れの人は、少し休憩しましょう。
インストール
生成されたバイナリファイルを適切なディレクトリに配置します。
通常は次のコマンドを実行します。
$ make install
これで、--prefixで指定したディレクトリに binディレクトリが作成され、その中に生成されたファイルが配置されます。
PATHの設定
インストール先のディレクトリにパスを通します。
.bash_profileまたは.bashrcでPATHを設定します。
.bash_profileまたは.bashrc
PATH=$PATH:$HOME/bin/bin export PATH
binが重なってしまいました…
まあ、いいか…
テスト
ターミナルを終了して、再度ターミナルを起動します。
cmakeを実行してみます。
$ cmake
Usage
cmake [options] <path-to-source>
cmake [options] <path-to-existing-build>
cmake [options] -S <path-to-source> -B <path-to-build>
Specify a source directory to (re-)generate a build system for it in the
current working directory. Specify an existing build directory to
re-generate its build system.
Run 'cmake --help' for more information.
とりあえず、動いたのでOK。
更新日:2023/01/13
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