【PHP】 exec()で標準エラー出力を取得する方法
更新日:2023/01/13
PHPのexec関数は、コマンドが標準出力に出力したメッセージを取得できます。
しかしコマンド内でエラーが出た場合は、標準エラー出力に出力していることが多い。
デバッグなどでエラーの原因を知りたいときは、致命的だったりします。
そこで、exec関数で標準エラー出力を取得する方法をお伝えします。
リダイレクト機能を使う
exec関数は仕様上、標準出力のみを捕捉します。
そのため、標準エラー出力を取得できません…
そこで、コマンドのリダイレクトという機能を使って、標準エラー出力の出力先を標準出力にリダイレクトします。
コマンドの後に、 ' 2>&1' を付ければOK。
2は標準エラー出力のハンドル値、1は標準出力です。
1に&を付けないと、1という名前のファイルに出力します。
なので、&が必要です。
exec('cd aaa 2>&1',$out);
var_dump($out);
aaaというディレクトリが無いという前提です。
実行すると、次のような結果になります。
array(1) {
[0]=>
string(46) "cd: aaa: No such file or directory"
}
この方法は、元々の標準出力も一緒に出力されます。
ファイルに出力する
前項は標準出力していますが、リダイレクトを使ってファイルに出力することもできます。
コマンドの後に、 ' 2>ファイル名' を付けます。
exec('ls 2>err.log',$out);
var_dump($out);
この方法は、エラーと通常のメッセージを切り分けることができます。
なお、これは毎回上書きされます。
追加書き込みは、' 2>>ファイル名' のように、>を二つ重ねます。
更新日:2023/01/13
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