WebページのAMP対応をやめました!理由と移行手順

更新日:2023/03/07

今読んでもらっているサイトは、AMPバージョンのページを自作していました。
しかし、AMPページの対応をやめることにしました。

その理由と、AMPページをやめるにあたって行ったことをお伝えします。

 

やめた理由

そもそもなぜ、AMP対応をしていたのか。
それは次の2点で、SEO効果があったからです。

  1. グーグルモバイル検索でAMPバッジやカルーセル表示されるなどの優遇措置がある
  2. 高速なグーグルサーバーにAMPページがキャッシュされることで、ページの表示が速くなる

優遇措置の終了

2021年6月ごろに優遇措置が終了しました。
これにより、AMP対応をやめたWebサイトが多いようです。

とはいえ、キャッシュは有効なのでSEO効果は残っています。
そのため、優遇措置が終了してもAMP対応を続けるべきだと思います。

AMPの大きなデメリット

僕がAMP対応をやめたのは、とにかくメンテナンスが面倒だったからです。

投稿内容にAMPで使用できないタグを入れてしまうと、そのページはAMPページとして認めてもらえません。
記事を作成するたびにAMPのチェックをすればいいのでしょうが、限られた時間で作業をしているとどうしても後回しになってしまいます。

さらに問題なのが、サイトバーに使用できないタグをいれると全てのAMPページが登録解除されるのです。
実際に何度かやっていて、そのたびにアクセス数が落ちました。

AMPエラーで登録解除

一度目は、今後はしっかりと確認してから公開しようと思いました。
しかし何度も繰り返すと「そんなの能力は自分にはない」と判断せざるを得なくなりました。

AMP対応をやめるしかない、というのが結論です。

 

AMP対応停止手順

AMP対応の停止は、次の二つの手順でおこないます。

  1. 通常ページからrel属性が"amphtml"linkタグ を削除
  2. AMPページから通常ページへリダイレクト

"amphtml"の削除

通常ページから、次のタグを削除します。
削除することで、通常ページとAMPページの関連性が失われます。

<link rel="amphtml" href="AMPページのURL">

WordPressサイトならプラグインを停止したり、テーマの設定を変更するだけで大丈夫です。

AMPを無効化できないテーマは少し難しいです。
プログラムコードを解析する必要があるので、自分でできないときは専門家にお願いしましょう。

もし自分で"amphtml"を削除できるなら、AMPを停止しなくても大丈夫です。
この場合は、次のリダイレクトを確実に設定しましょう。

リダイレクトする

AMPを停止すると、検索ページでクリックしたときに「ページが存在しない」と表示される可能性があります。
そこで、AMPページへのアクセスを通常ページへ転送(リダイレクト)する設定をおこないます。

またAMPを停止していないときは、リダイレクトすることでAMPページが表示されなくなります。

AMPページのURLは、二つのパターンがあります。
それぞれ、リダイレクトの記述方法が異なります。

  1. ampパラメーターを付与
    通常: https://ドメイン名/page-name
    AMP: https://ドメイン名/page-name/?amp=1
  2. /amp/などを挿入
    通常: https://ドメイン名/page-name
    AMP: https://ドメイン名/amp/page-name/

リダイレクトは、ドメインのルートディレクトリにある .htaccessファイルでおこないます。

WordPressサイトは次のような記述があります。

</IfModule>
# BEGIN WordPress
# "BEGIN WordPress" から "END WordPress" までのディレクティブ (行) は
# 動的に生成され、WordPress フィルターによってのみ修正が可能です。
# これらのマーカー間にあるディレクティブへのいかなる変更も上書きされてしまいます。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>

# END WordPress

この記述の前に、リダイレクト設定を記述します。
WordPressではないサイトは、一概に言えませんが先頭に記述します。

パラメーターに amp=1 が付与されている場合

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{QUERY_STRING} (^|&)amp=1($|&)
RewriteCond %{QUERY_STRING} ^(.*)(?:(?:^|&)amp=1)(.*)$
RewriteRule ^(.*)$ /$1?%1%2 [R=301,L]
</IfModule>

関連ページ:特定のクエリパラメータだけを削除してリダイレクトする

/amp/などが挿入されている場合

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteRule ^amp/(.*)$ /$1 [R=301,L]
</IfModule>

設定後はブラウザのURL欄に直接URLを入力して、リダイレクトされるか確認してください。

 

あとは待つだけ

後はGoogleの登録されているAMPページが、通常ページに切り替わるのを待ちます。

更新日:2023/03/07

書いた人(管理人):けーちゃん

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記事の内容について

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こんにちはけーちゃんです。
説明するのって難しいですね。

「なんか言ってることおかしくない?」
たぶん、こんなご意見あると思います。

裏付けを取りながら記事を作成していますが、僕の勘違いだったり、そもそも情報源の内容が間違えていたりで、正確でないことが多いと思います。
そんなときは、ご意見もらえたら嬉しいです。

掲載コードについては事前に動作確認をしていますが、貼り付け後に体裁を整えるなどをした結果動作しないものになっていることがあります。
生暖かい視線でスルーするか、ご指摘ください。

ご意見、ご指摘はこちら。
https://note.affi-sapo-sv.com/info.php

 

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